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マンガ界の新ジャンル「モーションコミック」の魅力とは

マンガ界の新ジャンル「モーションコミック」の魅力とは

 いまや日本の文化の一つとして世界からも注目される「マンガ」。そんなマンガの魅力をより多くの世界中の人に伝えようと新たな見せ方として登場したのが、マンガの静止画像を使って制作された動画コンテンツ「モーションコミック」です。

 マンガ界の新たな動きであるモーションコミックについて16日、東京・世田谷区の本屋B&Bでトークショーが開催されました。アニメーション映画監督の杉井ギサブローさん、コルク社長の佐渡島庸平さん、シフトワン メディアビジネス部 部長の増子貴志さん、マンガナイト/レインボーバード代表の山内康裕さんの4人がモーションコミックの可能性について語りました。

 

モーションコミックはこう作られる

 マンガが動画となるモーションコミック、いったいどのように作られているのでしょうか? ポップカルチャー情報サイト「ENSOKU(エンソク)」内でモーションコミックを提供するシフトワンの増子さんが自社での作成方法を紹介しました。

 「マンガを一度分解し、分解してできた欠損部分を描き足します。動画にするにあたってカラーリングを施します。続いて声優さんを使って音声を入れて、演出、モーションを加えていきます。それを一つの映像素材として使って動画の形にします」

 また、シフトワンでは海外の配信を考えており言語を切り替えられるようにしているといいます。

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山内康裕さん(左)、増子貴志さん


モーションコミックの魅力

 杉井さんは「(見ていて)何にも違和感がないのがおもしろい」と、マンガとアニメがドッキングした進化系としてモーションコミックの可能性を見出します。

 モーションコミックの元となるマンガコンテンツの提供も行うコルクの佐渡島さんは「実力のある声優さんを起用していることもあり声が入ると魅力的になる」と高評価をしつつも、「フリーでとってこれる音楽が入ると安っぽく見える。そこのバランスが難しい」と動画化での問題点も指摘します。

 トークショーでは”スマホ”という新たな媒体にも着目。「5分を一区切りにしたほうがいい」「媒体を含めてコンテンツの内容を考える必要がある」など、マンガでの”紙”、アニメでの”テレビ”とも違う、コンテンツと媒体のあり方について議論が交わされました。

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佐渡島庸平さん(左)、杉井ギサブローさん


モーションコミックの今後は

 杉井さんは「マンガでもテレビアニメでもない、モーションコミックとしてどういう特色を出して発信していくかを研究していく必要がある」と、新ジャンルとしての差別化を課題にあげます。

 「マンガに触れる機会がなかった人が、手に取る機会としてモーションコミックは最適」とモーションコミックの海外展開を狙う増子さんを、杉井さんは「(海外の)ストーリーマンガを読んだことのない人でも抵抗なく読めると思う」は支持。佐渡島さんも賛同しつつも「まだつかみが弱い」と現状の課題を分析します。


 スマホで楽しむコンテンツとしても注目の「モーションコミック」。今後どんな名作が生まれるのか楽しみですね。

キャプションに誤りがあったため修正いたしました。

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