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『ひだまりスケッチ』『魔法少女まどか☆マギカ』はこうして生まれた
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蒼樹うめ展

『ひだまりスケッチ』『魔法少女まどか☆マギカ』はこうして生まれた

 マンガの『ひだまりスケッチ』を連載し、アニメーション『魔法少女まどか☆マギカ』ではキャラクター原案を担当した漫画家・イラストレーターの蒼樹うめさんが、これまでに手がけた仕事を集めた『蒼樹うめ展』が2015年10月3日から12日まで、東京・上野の森美術館で開催。液晶ペンタブレットがセットされた仕事場が再現され、それらの機器を使ってイラストを仕上げる工程を追ったメイキング映像も公開されていて、作家や作品のファンだけでなく、クリエーターを目指す人にも参考になる展覧会になっている。

美術館横の『蒼樹うめ展』看板

美術館横の『蒼樹うめ展』看板

 10月2日に開かれた内覧会に登場した蒼樹うめさんは、手にペンを持ち、壁に貼られた用紙に向かって『ひだまりスケッチ』のゆの、『魔法少女まどか☆マギカ』のキュゥベえを20分ほどで描くライブドローイングを披露した。展覧会の期間中も、不定期で来場してライブドローイングを披露する予定。人気クリエーターが目の前で絵を描く姿を見られる貴重な機会となりそうだ。

ライブドローイングを披露する蒼樹うめさん

ライブドローイングを披露する蒼樹うめさん

 ライブドローイングでは色鉛筆であたりを取り、太さが違う2種類のマーカーを使って描いた蒼樹うめさんだが、普段は大型の液晶ペンタブレットを使ってデジタル作画を行っている。展覧会場に再現された仕事場でも、ワコム製の大型液晶タブレットが机の上にセットされ、その奥にキーボードをセットして切り替えなどの操作を行い、絵を描いている様子がうかがえる。

蒼樹うめさんのライブドローイング作品 (C)蒼樹うめ/芳文社 (C)Magica Quartet/Aniplex・ Madoka Movie Project Rebellion

蒼樹うめさんのライブドローイング作品 (C)蒼樹うめ/芳文社 (C)Magica Quartet/Aniplex・ Madoka Movie Project Rebellion

会場に再現された仕事机。大型の液晶ペンタブレットとその上に置かれたキーボードが特徴的

会場に再現された仕事机。大型の液晶ペンタブレットとその上に置かれたキーボードが特徴的

 会場には「イラストメイキング映像」を上映するコーナーもあって、「下描き編」「ペン入れ編」「塗り編」の3つのパートでそれぞれに、どういった点に留意して絵を描いていくかを見せている。「下描き編」によれば、キャラクターを最初は裸で描き、そこに服を着せていく感じで描くとのこと。こうした下描きがしっかりと描けていれば、後のペン入れも迷わないで進めていけると話す。

液晶ペンタブレットを使い下描き、ペン入れ、色塗りを行う姿を収めたメイキング映像も上映

液晶ペンタブレットを使い下描き、ペン入れ、色塗りを行う姿を収めたメイキング映像も上映

 「ペン入れ編」「塗り編」でもそれぞれに、イラストを仕上げるにあたっての蒼樹うめさんならではのコツが示されている。必要な色をパレット上に作成して選んでいく作業や、最初は黒い線で描いておき、作品の雰囲気に合わせて茶色など他の色に変えるといったデジタル作画ならではの手法も披露。こうしたプロならではの作画方法から、漫画家やイラストレーターを目指す人はいろいろと学べそうだ。

「原稿の部屋」には壁一面に多彩な原稿が貼られている

「原稿の部屋」には壁一面に多彩な原稿が貼られている

 『蒼樹うめ展』はもちろん、マンガやアニメーション、イラストといった作品のファンにとっても充実した展覧会となっている。「ひだまりスケッチの世界」では、マンガだけでなくテレビアニメーションになった『ひだまりスケッチ』に関するイラストが並び、マンガの原稿も並んでいる。ヒロインのゆのが暮らすアパートの一室も再現されている。

『ひだまりスケッチ』のコーナー

『ひだまりスケッチ』のコーナー

『ひだまりスケッチ』でゆのが暮らす部屋を再現

『ひだまりスケッチ』でゆのが暮らす部屋を再現

 「キャラクター原案 魔法少女まどか☆マギカ」のコーナーには、テレビシリーズから始まり、映画にもなってブームを起こした『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターたちが、どういったアイデアを元に作り上げられていったかが、初公開の設定画などで紹介されている。それぞれのキャラクターがシルエットでもはっきりと分かるようなデザインを意識し、アイテムにも特徴を持たせてデザインしていく過程は、ツールやテクニックとともに、クリエーターを目指す人に示唆を与えそう。

『魔法少女まどか☆マギカ』関連のイラストや設定画がずらりと並ぶ

『魔法少女まどか☆マギカ』関連のイラストや設定画がずらりと並ぶ

『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターザインを解説したイラストなど

『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターザインを解説したイラストなど

 『絵師百人展』に寄せたイラストなど、幅広い仕事ぶりを紹介するコーナーもある展覧会。好物という「焼きビーフン」を再現した食品サンプルとレシピ、子供の頃に描いた絵もあって、多方面からその存在に迫れる。

焼きビーフンのサンプルとレシピ

焼きビーフンのサンプルとレシピ

学生時代のデッサンや子供時代の絵も並んで蒼樹うめさんの“進化”が見える

学生時代のデッサンや子供時代の絵も並んで蒼樹うめさんの“進化”が見える

 グッズも豊富に用意されていて、『ひだまりスケッチ』に掲載された著者近影が、インベーダーゲームのように配されたiPhone 6専用カバー、『ひだまりスケッチ』と『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターがあしらわれた手帳タイプのスマートフォンカバーなどが並ぶ。『蒼樹うめ展』の開催を記念したメダル、ラバーストラップ、Tシャツ、タオルマフラー、タペストリーなどもあってどれも欲しくなりそう。展示作品や蒼樹うめさんのインタビューが収録された会場限定公式図録も買っておきたい品だ。

物販コーナーではiPhoneケースも用意

物販コーナーではiPhoneケースも用意

キャラクターが可愛いスマホカバー

キャラクターが可愛いスマホカバー

Tシャツやタオルマフラー、タペストリーもある

Tシャツやタオルマフラー、タペストリーもある

 『蒼樹うめ展』は10月3日から10月12日まで、会場は上野の森美術館、入場料は一般・大学生が1000円、中・高校生は600円、小学生以下は無料、開館時間は10時から17時で入場は閉館30分前まで。詳細は公式サイトで。

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