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高度なAIでローマ時代に戻る?我が子よりPC?識者が語る近未来
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SENSORS IGNITION 2016

高度なAIでローマ時代に戻る?我が子よりPC?識者が語る近未来

 ロボット、人工知能(AI)、そしてコンピューターが人間の知能を超える「シンギュラリティー」。少し前ならSFそのものだった世界観が現実のものになるかもしれない。26日、日本テレビの情報番組「SENSORS(センサーズ)」のイベント「SENSORS IGNITION 2016」で人気作家や研究者たちが語った。

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冲方丁さん=26日

「AIを獲得するということは人類が初めて“いじめてもいい奴隷”を手に入れること」

 ドキッとするような発言をしたのは、代表作に「天地明察」「マルドゥック・スクランブル」などを持つ作家の冲方丁(うぶかたとう)さんだ。AIが高度に発達したらローマ時代のような暮らしに戻ると話す冲方さんは「奴隷とは悪しきもの、社会には存在してはいけないものという教育をされているが、ローマ時代の奴隷が民主化されて皆が少しずつ奴隷になっている」と持論を展開。奴隷という職業がAIによって復活するとき、労働から解放された人間社会はもう一段階高度なものになるのではないかと述べた。

 また作家としてはシンギュラリティーが「皆に関係がある」という立場に加担しているが、影響を受けない人もいるのではないかと語り、シンギュラリティーで社会の何もかもが劇的に変化するという見方を避けている。

 東京大学大学院工学系研究科特任准教授でAIの研究者、松尾豊さんは人間がAIに仕事を奪われる問題が予想されることについて、生命性に由来する仕事は人間のものだと指摘。

「高いところに行くと落ちて学んだ経験がなくても恐怖を感じる。進化する過程で学んだことが人間に組み込まれているからだ。こういった部分をハックする(プログラムとして取り入れる)のはほとんど不可能だろう」と話した。

 また「美しさは何か。AIはこれまでに良いとされている芸術作品を真似ることはできても本当に新しい作品を作ることはできない」と述べ美的感覚に関する仕事も人間が続けると予測している。

 筑波大学助教でメディアアーティストの落合陽一氏は、子供が生まれたらカメラなどを装着させてデータを取得し、パソコンで形成された赤ん坊の仮想人格が「パパ」と呼んでくれる瞬間が知りたいと奇抜な考えを披露。「子供より、パソコンがパパって言ってくれた時のほうがテンション上がるかもしれない」「そのパソコンと絶対仲良くなれる」とコミュニケーションのあり方がAIで変化する可能性を語った。

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